第39回日輝展
茂木富美子 (東京) 日輝会大賞
49回全国公募日輝展終了
会員の皆様やご来場の皆様のご協力により、盛況のうちに無事終了いたしました。
晩秋の上野の森、今回はモネ展や、はにわ展、田中一村展等の展覧会が開催され、
列ができていました。
外国人の姿が多く、日本の自然や芸術文化に対する関心が強いと感じています。日輝展にも足を運んでいただき、熱心に観て頂き、作品の説明を求められることも。せっかくの国際交流の場でしたが、語彙不足で対応が旨くできませんでした。
修学旅行で訪れた生徒の皆さんも観覧いただき、若い人が関心を持ってくれることは嬉しいことです。個人的に美術館を見学する生徒は皆無に等しく、感受性の鋭い時に芸術文化に触れる機会は大切だと思いました。
今回も、絵画部門の抽象画が「文部科学大臣賞」を受賞。独創的で探究心がありギャラリートークに耳を傾けますと、表現活動に真摯に向き合う姿勢を感じました。観る側が表面的なテクニックばかりに眼を奪われるのでなく、創る側がテーマを
如何に深く掘り下げ創り上げたか、制作過程を知ることも意義あることと実感。
多様な価値観の中で、審査員の観る力は大きく試されています。
出品いただきました皆さん、ご多用の中ご来場いただきました皆様に重ねて御礼申し上げます。次回は、記念すべき創立50周年です。